カテゴリー別アーカイブ: 第5日目Step5 試験に出る取引をマスターする

4 ここが狙われる 【債権・債務】

★★★取引先を使う人名勘定
 売掛金a/cや買掛金a/cは仕訳から総勘定元帳へ転記するとともに、
得意先元帳・仕入先元帳にも記入する場合がある。
この手続きを省略するために、勘定科目自体を得意先名や仕入先名にする場合がある。

★★★貸倒処理した売掛金を回収した場合
 前期以前に貸倒れとして処理していた売掛金が回収できてしまうことがあります。
このような場合、貸倒れとして売掛金はすでに減少させているため、売掛金a/cで処理することはできない。
そこで、貸方勘定には償却債権取立益a/cという収益の勘定科目を用いる。
(※前期以前に貸倒損失または貸倒引当金の取り崩しで処理したことによって費用が計上されているため
(貸倒引当金で処理しても引当金の設定のときに費用を計上している)これを修正する意味で収益を計上するもの。
複数の会計期間にわたってしまうが、通算すれば費用の計上と収益の計上が相殺され、売掛金を回収したという取引が
記録されることになる。

■人名勘定と総勘定元帳

■償却債権取立益

第9期
掛売上
(借)売掛金 (貸)売上
(借)貸倒償却(貸)貸倒引当金
    ↑-費用勘定

第10期
貸倒れ
(借)貸倒引当金(貸)売掛金

第11期
回収
(借)現金 (貸)償却債権取立益
          ↑-収益勘定

費用勘定 → 相殺 ← 収益勘定

前期に貸倒処理した売掛金¥5,000を現金で回収した
(借)現金 5,000 (貸)償却債権取立益 5,000

3 ここが狙われる 【現金・預金】

お金と同じ通貨代用証券(小切手)

①小切手(他人振出)
→受け取った小切手が自分が振り出したもの(自己振出小切手)は、当座預金の増加。
(振り出したときに当座預金の減少としていたものを取り消す処理だから)

②送金小切手
 遠方の取引先に代金を送る場合、銀行で銀行振出の小切手を購入しそれを郵送する場合がある。
この小切手を送金小切手という

③郵便為替証書
 送金小切手の郵便局版。

④公債利札・社債利札(期限到来済)
 公債とは、国債・地方債などの総称。たとえば、¥10,000,000の国債を購入するすると
年数%の利息が受け取れ、期限がくると購入価額の¥10,000,000が戻ってきます。
このとき、利息は国債の証書に印刷されている利札を銀行などに持っていき現金に換える。
利息の期限が到来した利札は通貨代用証券として現金a/cで扱う。
また、株式会社が発行する社債にも利札が印刷されており、同じように扱う。

⑤配当金領収証
 配当金とは利益の分配額。この配当金は会社から株式の所有者(株主)へ配当金領収証という通知書が送られ、
これを銀行などに持っていくと現金に換えてもらえるようになっています。
「領収証」という名前にまどわされないように。
なお、配当金の受取は受取配当金a/cで処理。
(受取利息a/cではないことに注意!)

■利札
¥5,000の公債の利札について期限が到来した。

(借)現金 5,000 (貸)受取利息 5,000

(※期限が到来しただけで現金a/cを増やす)

■配当金領収証
所有している株式について配当金領収証¥10,000が送られてきた

(借)現金 10,000 (貸)受取配当金 10,000
(※配当金領収証を受け取っただけで現金a/cを増やす)